主婦としての生活

ご主人様も旦那様と同じく、和風がお好みでしたので、私は毎日着物姿でいるように言われておりました。


それ以外の事は基本的に私の自由になりましたので、何不自由無い生活をしておりました。


夜だけは「性処理奴隷」のように扱われましたが、元より男性に抱かれないと満足できない身体になっていましたので、辛い事はありませんでした。


そんな、異常ではあるけれども平凡な生活が数ヶ月続き、私の髪もおかっぱ位に伸びてきたのでした。


私の髪が伸びて、ウィッグも必要無くなった頃、ご主人様から結婚式に出席する予定を聞かされました。


といっても、普通の結婚式ではなく、私がかつていたお店での結婚式です。


おそらく、私のようなちんぽ女が、私がしたのと同じような結婚式で、誰かに身受けしてもらうのでしょう。


私はかつての社長に会えると思い、胸がときめいてしまいました。


社長に対する恋愛感情はありませんでしたが、私にとっては父親のようにも思えましたので、やはり嬉しい気持ちには違いなかったのでした。

女装妻として

新しいご主人様は、以前から私の事を気にされていたようでした。


私が髪を剃られた惨めな姿になった理由はご存知でしたが、ご主人様は少しやり過ぎだと思われていたそうでした。


ご主人様は少しはSっ気があるものの、ハードなサディストではないので、身体に傷を付ける事はお嫌いだとおっしゃっていました。


で、私を見初めて頂き、チャンスがあれば、旦那様から譲って貰おうと画策されていたらしく、幸か不幸か奥様の粗相により、こういう展開になったので、今がチャンスとばかりに、私を貰ってくれたのでした。


乳首と包皮のピアスは、可愛いからと、鈴を外し、少し上等な物に替えていただきました。


頭髪も伸ばすように言われましたが、地毛で格好が付くまでと、ウィッグも用意して頂きました。


そして普段は、基本的に女の姿で、家事全般を任されました。


言ってみれば、女装妻として迎えられたのでした。


ご主人様が朝お仕事に出られてから夕方に帰って来られるまでは、完全に自由でしたので、お掃除やお洗濯が終われば、一人でショッピングに出かけたり、映画を観に行ったりも出来ました。

二度目の嫁入り

新しいご主人様と旦那様が何やら相談しておられます。


旦那様は、笑顔でご主人様と握手すると


「お前、俺に三下り半出されたけど、またこちらに嫁に行けるんや。そやから、花嫁を出すこっちにしたら、仕度をしたらなあかんのやが、お前も身一つでここに来たんやから、取り敢えず好きな着物を来て行け。俺からのはなむけや」


「…あ…ありがとう…ご…ござ……ぃ…」


長らく接していなかった旦那様の優しいお言葉に胸が一杯になり、涙が溢れ、声になりませんでした。


旦那様は、


「頭はしょうがないが、これはいらんな」


と、私の鼻輪を外してくれました。


私は再び深くお辞儀をすると、以前は自分の部屋であった場所にもどり、タンスから新しい白足袋や襦袢を出しました。


私が選んだ着物はピンク地に花びらをあしらった付け下げでした。


白地の袋帯をお太鼓に締め着付けが完了しました。


綺麗な着物姿にスキンヘッドは異様でしたが、その姿で皆様のところに戻りました。


すでに奥様の姿はなく、おそらく家政婦さんに首輪を引かれて行ったのだと思いました。


そして再び泣きながら旦那様にお別れして、新しいご主人様と旦那様のお屋敷を後にしたのでした。

奴隷からの脱出

私の心の中には、自分が旦那様の奥様として返り咲けるかも、というかすかな期待も出てきました。


しかし、それは叶わない夢でした。


旦那様は、その日奥様が粗相したお客様に、奴隷は二人も要らないので、お詫びの意味でどちらかを譲渡するとおっしゃったのです。


奥様は自分が貰われれば私から離れられると思ったのでしょう、土下座して


「申し訳おへんでした。いくらでも罰を受けさせてもらいますので、お慈悲を…」


と言い出しました。


私はというと、黙ってうつむいていました。


すると、そのお客様は


「俺に暴言吐いといて、ようそんな事言うなぁ。お前はいらん!…お前も次に来るチンポ女に、こないにされてしまえ!」


と、私を指差し、私を貰っていただく事になったのです。


そのお客様にとれば、私に対しては何の感情もないので、自分を怒らせた張本人より私を選ぶのは自然の成り行きだったのでしょう。


という事で私は貰われて行く事になり、旦那様に


「…旦那様、長い間お世話になりました…」


と頭を下げました。

奥様の粗相

私が晒し物になるようになると、奥様のいじめにも似たプレイがどんどんエスカレートしていきました。


そうなると、根はSだった奥様は、誰が見ても女王様という風格になっていきました。


しかし、それにより奥様は大きな失敗をしてしまったのです。


私はただの晒しものでしたが奥様には旦那様のご友人にご奉仕する仕事があります。


ご奉仕の際には、いくら奥様や女王様といえど、ある意味奴隷のようにお客様に接するのが決まりです。


しかし、女王様慣れしてしまった奥様が、あるお客様に、つい暴言を吐いてしまったのです。


もとより、躾には厳しかった旦那様が、それを許すはずもなく、晒しものになっている私の目の前で奥様に三下り半を突き付けられたのです。


奥様は、私と同じように自分の粗相が原因で、私と同じ立場に転落してきたのです。


奥様は必死に許しを請っていましたが、旦那様はそんな事で許していただけるようなお方ではありません。


奥様の目に涙が溢れ、私を見る目には、仕返しされると思ったのでしょうか、恐怖も感じられました。